市販の高級機などは使ったことがないので何とも言えませんが過去に8年間使用した「BOSE464」には総合で勝っていると思います。

  • ご利用者様梁瀬善隆様
  • ご利用製品Z700-DCUF122W

再生に使用した機材は次の通りです。

パソコン:NEC Express5800 S70FL
オーディオIF(1):LynxTWO A-Model(LS-ADAT増設済)
オーディオIF(2):RME HDSP9632
DAC:Musical fidelity V-DAC
アナログミキサー:ALLEN&HEATH ZED-14
パワーアンプ:Flyingmole DAD-M100proII HT×2台
一般のオーディオ機器は3年前に全て処分してしまい、パソコンでしか音楽を再生しないという特異な環境です。現在では、パソコンで音楽を聴いている方は珍しくありませんが、私の環境は必要に迫られて音楽制作者に非常に近い環境にしているという点で、少し毛色が違うかも知れません。また、私自身がいわゆるオーディオマニアではないので、スピーカーを購入される方の参考にはならないかも知れませんが、まだレビュー数が少ないようなので投稿させて頂きます。

【到着~組み立てについて】
荷物が到着時、ダンボールの角が若干潰れていましたが、梱包が厳重だったので中身には全く損傷はありませんでした。板材の質に関しては、シナ合板は密度の高い相当品質の良いものでしたし、フロントバッフルのみ採用のシナアピトン合板も某Mクラフトのスーパーシナアピトンよりプライ数が多いものです。カット精度についても、精度に定評のあるMクラフトと較べても何ら遜色ありませんでした。

組み立てはハタガネを8本使用し、木工用ボンドだけでたっぷり1週間掛けて組み上げました。カット精度が高く、スコヤを掛けるまでもなく直角が出ているので、手順を誤らなければ誰でも組めると思います。添付の紙資料に加えてPDFの資料も頂けたので、特に迷うような場面はありませんでした。

難易度が高いと思われる箇所も、せいぜい側板の取り付け(ボンドの塗布面積が広いので)くらいです。注意点としては、450mmのハタガネでは1箇所だけクランプできない所があるので、600mmのハタガネがあった方が楽だと思います。

【出音について】
こんなことを書くと怒られそうですが、完成直後の音は酷いものです。硬く、管臭い、安っぽい音です。初めてスピーカー工作をされた方は びっくりされるかもしれませんが、どんなスピーカーも完成直後に良い音はしないものです。私は当初2週間のエージングで聴ける音に なるだろうと考えていましたが、結局1カ月掛かってしまいました。
(エージングに半年も掛かった「ネッシーMID」よりはマシですが…)

完成から1カ月経った現在の出音は素晴らしいです。私は”お客様の声”で投稿者全員が絶賛しているのが嘘臭いと思っていたので、悪ければ悪いとはっきり書いてやろうと考えていましたが、悔しいことに特にこれと言った欠点が挙げられません。「ネッシーMID」は「Ivory2 Italian Grand」などピアノ音源との相性が絶望的に悪いのが不満だったのですが、「Z700-DCUF122W」では綺麗に鳴っています。これだけでも購入した価値がありました。

31.5Hz(-10dB以内)まで伸びるという超低域は、誇張感がない本物の超低音です。一般の方が聴いた場合、逆にあまり低域が出ていないように感じるかも知れませんが、実際に相当下まで伸びています。その意味では、やはりマニア向けのスピーカーなのだと思います。

また、大山さんは100Hzのディップを気にされていたようですが、私の環境や用途では問題ないように感じました。他の方がどう感じるかは分かりませんが、市販のスピーカーでもこの程度のディップはあると思うので、設計者の杞憂に過ぎないのではないでしょうか?

【改善して欲しい点】
市販の高級機などは使ったことがないので何とも言えませんが、 過去に8年間使用した「BOSE464」には総合で勝っていると思います。「Z700-DCUF122W」は既に完成度が高いと思うので、これを改善するより、次は全く新しい方式にされた方が良いのではないでしょうか。

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